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妥協なき設計で導く、オルトフォンMCのエントリーモデル
「MC型といえば、オルトフォン」という観念は、我が国のレコードファンの間に今も根強く在り続けています。
1950年代末のステレオレコード登場にあわせて開発されたSPUシリーズでは、後に「オルトフォン・タイプ」と呼称される磁気回路(磁石やコイルなどの部品を含む発電機構の総称)が実用化されました。この方式の磁気回路は、オルトフォンのみならず世界中のMC型カートリッジで今なお主流であり、故にSPUは今日のMC型カートリッジの原器となっています。
この「原器」を祖として、オルトフォンは長い歴史の中で数多くのMC型カートリッジを世に送り出してきましたが、その中でも驚異的な生産数を誇るのがMC 10・20・30の名を冠したシリーズです。MC型カートリッジの定番モデルともいわれ、多くの皆様に愛されたこのシリーズは、新たにフラッグシップの「40」を加えたMC Xシリーズへと生まれ変わりました。
新時代の「定番」となるべく誕生したXシリーズは、全モデルに共通して採用した高純度銀線コイル、軽量かつ高精度な十字型アーマチュア、シリーズ初のハニカム天面を備えたMIM成型によるステンレス製フレーム、各モデル専用設計のダンパーゴムを特徴としています。これらの高品位なマテリアルや生産技術は、オルトフォンが歴代のフラッグシップやハイエンドモデルに膨大なコストを投じることで会得してきたノウハウや知見の結晶です。新たにオルトフォンのシンボルとなるXシリーズには、この結晶をコスト度外視で惜しみなく投入し、初めてのMCを検討される方から数多くのMC型カートリッジをご愛用頂いているベテランの皆様に至るまで、より多くの皆様にお楽しみ頂くこととしました。
これはひとえに 、これまでオルトフォンのMC型を幾代にもわたってご愛用下さった皆様へのご恩返しに他なりません。今こそ歴史に残る名機誕生の瞬間です。「X」の鼓動を、お聴き逃しなきよう。
<< 製品仕様 >>
・出力電圧 (1kHz, 5cm/sec.): 0.4mV
・チャンネルバランス (1kHz): 0.5dB
・チャンネルセパレーション (1kHz): 24dB
・周波数特性 (20Hz-20,000Hz): ±2dB
・水平コンプライアンス: 13μm/mN
・スタイラスタイプ: Elliptical
・スタイラスチップ半径: r/R 8/18μm
・カンチレバー素材: アルミニウム
・適正針圧: 2.0g
・コイル線材:高純度銀
・内部インピーダンス: 6Ω
・推奨負荷インピーダンス: 50Ω以上
・自重: 8.6g
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